2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「不安な経済/漂流する個人 新しい資本主義の労働・消費文化」リチャード・セネット 森田典正訳 (2008) 大月書店

私の主張の要点は人々の怠惰にあるのではなく、人々に職人的思考を難しくする政治的風潮を経済がつくりだしたということにある。「柔軟な」労働を中心にして築かれた組織において、何かに深くかかわることは、労働者をうち向きなものに、あるいは、視野の狭…

「超簡単 お金の運用術」 山崎 元 (2008) 朝日新書

若い人は人的資本が概ね潤沢だから金融資産ではリスクを取ることができる場合が多いし、高齢者は持っている資産の割にライアビリティが小さいからリスクを取ることができる場合が多い。(第二章 超簡単お金の運用法の補足と納得のための説明 p-65) というこ…

「あなたにも5000万円貯まる信じられない[仕組み]」上地明徳 (2008) 小学館

40歳から積立を始めた場合、毎月5万1000円の積立が必要です。この場合、積み立てたお金は1591万円。運用で増えたお金が3479万円です。では、これより10年早く、30歳から始めたときはどうなるでしょう。なんと、毎月わずか2万2000円の積立で5000万円に到達で…

「毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術」 カン・チュンド (2009) 明日香出版社

今から20年も経てば、何億人もの人が世界中を移動し、自国以外で生活するライフスタイルが定着している可能性があります。そうであれば、たった一つの国の、たった一つの固定資産にこだわるより、生活空間はレンタル(賃貸)にするほうが合理的ではないでし…

「日本はなぜ敗れるのか ― 敗因21ヵ条」 山本七平 (2004) 角川oneテーマ21

しかし、各人は、自らの主張に基づく行動を自らは取らなかった。そして自らの行動の基準は小松氏の記す「人間の本性」そのままであった。そのくせ、それを認めて、自省しようとせず、指摘されれば、うつろなプライドをきずつけられて、ただ怒る。そして、そ…

「これが『教養』だ」 清水真木 (2010) 新潮新書

しかし、ピースミールに問題を解決する決議論的な能力としての教養、つまり、本来の意味での教養の方は、現代の社会で生き残るでございましょう。生き残るばかりではなく、問題解決の能力を手に入れるために努力する者にとり、私どもの社会―それは確かに鬱陶…

「週1から始める元気な農業」 小田公美子 (2010) 朝日新書

「汚い、辛い…ではなく、キレイでもできる! かわいくもできる! ということをたくさんの人に知ってもらうことが出来ればいいと思うし、農家の皆さんも元気になって下さればいいなと思っています。」(第三章 減反に翻弄される村にギャル社長起つ! p-65) …