「身体から革命を起こす」 甲野善紀、田中聡 (2007、単行本は2005) 新潮文庫

身体から革命を起こす (新潮文庫)
甲野は、「小成は大成を妨げる最大の要素である。そこそこの成功は、それ以上のものを追求させないための強力な目かくしとなる」と言う。人は、自分の「実感」を否定することは難しい。まして、それまでにしてきた苦労を愛さずにはいられない。苦労して上位に上ってきたシステムを愛し、利権を守ろうとする官僚的な発想に、「実感」も冒されている。(第一章 ナンバ的身体の衝撃)
(2013/03/31読了)