「ニッポンの風景をつくりなおせ 一次産業×デザイン=風景」 梅原 真 (2010) 羽鳥書店

ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景
いちばん森が多い国=高知 (84(はちよん) p-223)
高知はひとつの「国」である、という考え方が大事なんだろうと思う。お上ありき、大都市ありき、ではなくて、それらと互角に渡り合う「独立国としてやっていく」という気概。ローカルのポテンシャルにうまく蛇口を付けてやることで、商売がまわるようにモノとコトをデザインするということなのだけれど、「コミュニケーションのパイプを太く」という言葉が何度か出てくる。伝えるに足るモノ、コトと、ココロザシがあれば、事態は動かすことが出来る。大事なのはその気持ちとセンスなんだということを確認する。(2012年8月14日読了)