「酒と本があれば、人生何とかやっていける」河谷史夫 (2010) 彩流社

酒と本があれば、人生何とかやっていける (本に遇う)
「Hさんはいい人だ、悪いことのできる人ではない、もしHさんのしたことが法律に触れたのなら、その法律のほうが悪いのだ」。読み書きも満足にできなかったけれど、母は治安維持法の本質を直感していたのだと森は書いている。(肩書きと新聞記者 p-173)
 紹介されている中から、いくつか面白そうなものを買った。「本の目利き」の話を聞くと、全く知らない本を手に取れて嬉しい。しかし、文章のそこかしこに○日新聞の香りがして、どうも居心地が悪い。もう10年も読んでないが、きっとまだこんな感じなのだろう。時代の移り変わりの速さを思う。(2010年12月29日読了)