2009-11-08から1日間の記事一覧

教育と平等 大衆教育社会はいかに生成したか 苅谷剛彦 (2009) 中公新書

つまり、本来であれば、他の先進国と同じように、合理的・科学的に生徒一人当たりの単価費用を計算し、それに応じて生徒数を乗じて、教育費の計算と配分が行われなければならないと考えられていた。ところが、それが許されない厳しい財政事情のもとで、現状…

自信力が学生を変える 大学生意識調査からの提言 河地和子 (2005) 平凡社新書

だが今やっと学生たちの中に、よい授業を受ける権利を主張する層が生まれてきたように思う。(4)の加奈は、「〈大学生なんだから自分たちでやれ〉と言ってほっておく、あまりにも教育の形をなしてないです。学生をただ〈泳がせておく〉のはやめてほしい」と語…