2010-07-17から1日間の記事一覧

「読むので思う」荒川洋治 (2008) 幻戯書房

この七二段の原文は、正味一〇四字。激動中世の古典は、当時の人のいのちのように短い。数えてみて、おどろく。「方丈記」全文は、四〇〇字詰原稿用紙で、二十二枚半。「歎異抄」は二九枚。たったこれだけのことば数なのに、不滅。いまも読みつがれる。(数…