「荒天の武学」 内田 樹、光岡英稔 (2012) 集英社新書

荒天の武学 (集英社新書)
自分自身が生きる知恵、力を高めていって、どんなことがあっても生き残る。さっきの首狩り族の話ではありませんが、「守るべきものは守る」ということをきちんとやるためには、腕力で守れるものもあるし、総合的な組織力とか、説得力とか、あるいは政策構想力とか、使える限りの力を発揮してゆかないと守れないものもある。あらゆる局面で最高のパフォーマンスを発揮するためにどうしたらいいのか、それを身体的な技術の場で絶えず検証していく。それが僕の考えている荒天型の武道です。(第一章 荒天を生きるための武術 p-52)
(2013/03/24読了)